Quantcast
Channel: てつさんの道楽モノ日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 788

思い出ドリル。

$
0
0
2月に叔母が亡くなって


独り暮らしになった我が母


離れて暮らすから心配で心配で


毎日メールしたり


3ヶ月に1度のペースで帰省しています。





正直、金銭的にも時間的にも厳しいのですが


自分が出来る親孝行ってこれくらいしかありません。


親が年をとったからか、自分が年をとったからか


最近、過去を振り返ることが多くなりました。





今日は、台風一過の中、母校の小学校でジョギングをしてきました。


「昔は広く感じた」狭い校庭を、昔の事を思い出しながらグルグル走ってると


何だかガリガリと校庭の土の中から思い出を発掘している


まるで自分が巨大なドリルのような気がして来ました。


通っていた小学校の校舎の一部が学童保育として使われています。


ふと見ると、私が通っていた頃の学童保育の先生を見かけたので挨拶をしてみました。


小学校ぶりだから分かるはずがないと思っていましたが


直ぐに「てっちゃんやろ?」と言われました。


こんなおっさんになってるのに、何で分かったの??と聞いたら


「声で分かるよ(笑)」と。


帰省する度に浦島太郎みたいな気持ちになりますが、間違いなく「この場所は自分が育った土地である」ということ


それを確かめるために、帰省する度に街を走るのでしょう。


自宅の写真を整理していると、高校の卒業式の写真が出てきました。





親友と一緒に写ってる私


自分では変わってないと思うのですが


外見同様、色々と変わってしまってるのでしょう。


考えたくもないですが、母が亡くなったら地元に帰ることもほとんど無くなると思います。


地元に帰ることはあっても、このように地元をジョギングすることは絶対に無くなると思います。


思い出を掘り起こす意味と


自分がこの街に存在した事を刻むために


私は帰省する度に走るのでしょう。


あと何回走れるのかしら


そう思いながら今日も走りました。


住んでた頃は1度も走ったことがないのに


今では地元を走るのが楽しみでなりません。


振り返ると制服を着たあの娘が居る気がして


いや、一歩間違えばストーカーだな…。


なーんてね♪


ではでは。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 788

Trending Articles